「切らずに1枚で折る 折り紙昆虫記」
今日は折り紙の折り方ではなく、フチモトムネジさんの書籍「切らずに1枚で折る 折り紙昆虫記」のご紹介です。
チョウやトンボなどの簡単なものから、オオクワガタやアトラスオオカブトまで、昆虫の折り紙の折り方がたっぷりとのっています。
これって、夏休みの自由研究にピッタリなんじゃないの!?
と思ったので、実はいくつか折ってみて標本風に仕上げてからご紹介しようと考えていたのですが……、すいません、ちっとも進んでおりません。
このままだと紹介する前に夏休みが終わってしまいそうなので、今回は急遽、書籍の紹介だけさせてもらいますね。
もしも気になる方がいましたら、図書館や本屋さんで確認してみて下さいませ。
「折り紙昆虫記」はこんな本
「折り紙昆虫記」は昨年の夏に発売された「切らずに1枚で折る 爬虫類・両生類の折り紙」の続編にあたる本です。
「爬虫類・両生類折り紙」では、トカゲやカエルの特徴をよくとらえた作品がたくさん掲載されていました。
足の生えかけたオタマジャクシとか、ウーパールーパーなんて言うのもあって、見ているだけでも楽しい本だったのですが、なにせ爬虫類と両生類だけだったので、夏休みの宿題という発想がまったくもって浮かびませんでした。
対して今年!
テーマが昆虫となれば話は別です。
今はどうか知りませんが、私の子供の頃は夏休みの宿題や自由研究に虫の標本は定番でした。昔のほうがいろんな昆虫がいたということもあるかもしれません。
一度挑戦しようとしたことがあったのですが、その時になってはじめて、生きている虫を標本にしなければいけないと知り、ビックリ仰天で標本作りをあきらめた記憶があります。
ですが、ですが。
折り紙で作る昆虫標本なら虫を捕まえなくてもいいどころか、自分で虫を創り出すことができちゃうのです。これってよくよく考えると、とっても素敵なことだと思いませんか?
この本から作ることのできる昆虫たちは以下の通りです(★の数が多いほど難しくなっています)。
- チョウ ★★★
- セミ ★★★★★★
- トンボ ★★★
- バッタ ★★★★
- オンブバッタ ★★★★
- カマキリ ★★★★
- ホタル ★★★
- ジンメンカメムシ ★★★★★★
- テントウムシ ★★★★
- ハムシ ★★★★★
- ゾウムシ ★★★★★
- タマムシ ★★★★
- カブトムシ ★★★★★★
- カブトムシの幼虫 ★★★
- ヘラクレスオオカブト ★★★★★★
- オオクワガタ ★★★★★★★
- エラフスホソアカクワガタ ★★★★★★★
- カナブン ★★★★★★
- タマオシコガネ ★★★★★★
このほかに、カラフルなミイロタテハ、ツマベニチョウ、キオビルリタマムシ、キバネツマルリタマムシ、イタドリハムシ、ナナホシテントウ、ナミテントウ、カメノコテントウの8種類が本についている模様入りの紙で折ることができます。
で、肝心の難易度なんですが。
まぁまぁ難しいです。
子どもの集中力や上達の速さってのは、時として大人の想像をはるかに上回るので、はっきりとしたことは言えないのですが、それでも小学校高学年のお子さんでも親の助けは必要かな、という気はします。
これで簡単に折れたら言うことないんですが、それはさすがに、ねっ。
折り紙の昆虫標本
これだけたくさんの虫が折れるのですから、やはり最終目標は昆虫標本。
本書の85ページに簡単な折り紙標本の作り方が掲載されているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
▼ Instagramで折り紙の昆虫標本を見つけました。
#折り紙昆虫記のハッシュタグで検索すると、この本から作られた虫さんたちの投稿を見ることができます。
まとめ
たぶん。
たぶんですが。
「夏休みの自由研究にと思って子どもと一緒に折り紙を折り始めたら、自分のほうがはまってしまった」
そんなお父さん、お母さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんが続出しそうな気配をひしひしと感じます。
(^◇^;)
以上、フチモトムネジ著「切らずに1枚で折る 折り紙昆虫記」のご紹介でした。
ではでは。